そういえば、以前にしばしば見ていた、空を飛ぶエレベーターに閉じ込められる夢。
最近は見なくなっている。もう2年以上は見ていないのかな。
普通のエレベーターだと思って乗ったら、突き抜けて、空中線路をどこまでも走り出すエレベーター。
しまいに空中線路がなくても、ビュンビュンと飛んでいく。
目まぐるしく移り変わる景色をガラスの壁から見ながら、その勢いに抜けるに抜けられない。
車も建物も、人々も遠くに小さく観える。あぁ、望んでもいないのに離れていく街並み……。
まるで、何かの外的意思があるかのように、曲芸サーカスばりに飛び続けるエレベーター。
もはやエレベーターですらない、空飛ぶ無機質なボックスの中に閉じ込められて、どこに向かっていくのか分からない。
抜け出て戻ることも出来ないまま時間はどんどん経って、元々、私が行きたかった用事には、もう間に合わない。
なぜ、私だけがこんな目に遭うのか分からないまま、何も出来ずに身を任せるしかない状態。
パニックになってもしょうがないと自分を抑えるけれど、とてもじゃないが、冷静なんかでいられず内心は倒錯するばかり。
そんな、曲芸のように舞い飛ぶ、元エレベーターの不思議な箱の中で身動きできず、激しく移り変わる景色をビビりながら見るばかりの夢。
または、乗って少し経つと縮んで、身動きが出来なくなるエレベーターのパターンもあった。
その夢を見たときは、毎回、夢に起こされて、しばらく、為す術もなく呆然とするかのようになっていた。
そんな時も、傍にいてくれる愛猫のぬくもりに助けられていた。
猫ウェイト、大きいなと、我ながら思う(笑)
考えたくはないけど、いつかペットロスにならないように、心の準備もしておかないと。
そんな時は心から来てほしくないけど、例え、その時が来てもお別れとは思わない。
虹の橋から、パパを観ながら待っててな。
きみとの一瞬一瞬が、昔も今も、これからもパパには宝物だよ。
こうして表現できていくようになって、心の回復のプロセスを少しずつ歩めるようになったのも、きみが居てくれているから。
辛いときほど、すぐ傍でじっと一緒に居てくれて、堕ちるときのブレーキになってくれていた。
人は、自分のためにだけだと頑張りきれないし、人のためにだけでも頑張りきれないけど、この子を守らないと、何度も、そう思わせてくれたのが、私が堕ち切るのを防いでくれていた。
きみは、私にとっての光なんだよ。
大切な、大切な。
一緒に居てくれる今も、虹の橋でのいつかも。
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