目を逸らして 直視しすぎないようにしていないと
辛すぎて 壊れてしまうということもあるんだよ
だからって 完全に目を逸らすことなんて出来ないし
したくもないから
壊れないように これ以上 歪まないように
少しずつ 少しずつでも……
螺旋階段を登るように 同じ所をグルグルと廻っているように見えても
少しずつ 上っていっているんだよ
胸が虚ろにならないように ゆっくり ひらひら
昇華させるには その前に消化しないとならないから
一気には消化できないものだから
骨身にまで突き刺さってくるかのような痛み
今まで築き上げてきたもの全てが 音を立てて壊れるときの失望感 喪失感
信じていた関係が欺瞞のようなものだったと思い知らされた瞬間
共依存の欺瞞は 吹けば飛び散る砂上の楼閣
突きつけられて 津波のように雪崩のように
自らの内で沸き起こって 襲いかかる 黒くてコワイ憎悪……
悔やんでも悔やみきれない 一日たりとも思わない日はない
愛娘への惜別の情
いつか通じ合えるのかも 今は見えなくて藪の中
惜別なんて思いたくはないけれど 考えれば考えるほど
いま 藪の中を突いて出てくるものは きっと 私を壊す
哀しみと 痛みと 憎悪と 哀しみと 長い長かった暗闇
でもね どこまで行っても 闇は闇で消せないんだよ
闇の中から 光を見い出す 生み出していく
そうして 自らの生命を使う
光は影を生むけれど 強い光は影を薄くする
まぁ そんな過去があって
思いもしてなかったような今があって つつましやかに?
生きている 少しずつだけど 活きていけますように
Winter spiral staircase
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